UBの戦い方・基本編
(最終改訂:2006.09.11)

 UBを観戦したり、実際に参加している人から聞いた話を元に、UBに参加するときの準備や、戦い方について考えてみました。これから参加しようと思っている人や、これまで参加しているのに結果が芳しくないという人は参考にしてみて下さい。
 基本的には、フルZELフルDAI装備を揃えた中級者で、UB経験があまりないか、初めての人を対象として書いています。OE装備やリング・ベルト類など高価な装備を揃えることができる人には、また違う戦い方や準備が考えられると思います。
 ここでは全体的な話を書いていますが、各クラスごとの装備や戦い方については、「クラス別傾向と対策」をご覧下さい。
 またウェルダンUBを攻略するには、より高度な装備が必要になります。「ウェルダン完全攻略」をご覧下さい。

※記事中のアイテム価格は、2006年9月現在のベガサーバーでのおおよその価格です。


<競技の準備>
●ポーション(POT)を用意!
 赤pだけでは心許ないので、少々高くてもオレpを持っていきましょう。緊急回復用に白pがあれば尚良しです。(ウェルダンやギランでは白p必須です。またウェルダンとギランは戦闘が厳しいだけでなく、そもそもアイテム配布で赤pが出ないので、オレpと白pだけを持って行く人も多いようです)
 途中で拾えるPOTは全てnPOTです。bPOTや濃縮POTだけをショートカットに入れていると拾ったPOTが使えません。bPOTや濃縮POTを使う場合は注意しましょう。

 下にPOTの回復量についての表を記載しておきますので、POT選択の参考にしてください。POT選択時に大切なのは、重量あたりの回復量と秒間回復量です。重量あたりの回復量が多ければそれだけPOT切れを防ぎ、秒間回復量が多ければBOXに耐えることができます。
 なお下記のPOT回復量については、「Franticの実験・情報ページ」のデータを元にしつつ改めて検証したものです。

※2008年6月24日 Episode Re:からPOTの回復量が変わりました。新POTの回復量については、新仕様に対応した「UBで戦うために」をご覧ください。

●POTの回復量比較
POT [ディレイ] 平均回復量 回復量/秒 回復量/重さ
赤p(RP) 0.5 16 32 2.1
bRP 0.5 25 50 3.2
濃縮RP 0.5 16 32 4.1
ジュース 1 25 25 4.3
オレp(OP) 1 47 47 4.8
bOP 1 56 56 5.7
濃縮OP 1 47 47 9.6
きつね色のパン 1 28 28 7.2
白p(CP) 1 76 76 6.5
bCP 1 83 83 7.1
濃縮CP 1 76 76 13.0
黒こげのパン 1 70 70 12.8
古代RP 0.5 18 36 2.3
古代OP 0.5 30 60 3.1
古代CP 0.5 52 104 4.4
※きつね色のパンは、濃縮OPと同じ効果があるとして販売されることがありますが、実際はジュースを軽くした感じの効果です。


●防具を揃えよう!
 グルーディン以上のUBに出場するなら、できればFULLZELの装備を揃えましょう。もちろんOE品があった方がいいのですが、それはもっと上を目指す場合の話です。
 AC重視の装備ではエルダー・ブラックエルダー・サキュバス等の多タゲをくらうと即死することもあります。そうでなくても帰還を強いられる場合もよく見られます。
 また出現パターンによってはバジリスク・ゲイザー・コカトリスなどが出てくるのでMRが低いと麻痺・石化をくらい危険です。石化・麻痺した人は戦闘に参加できないので、それだけ全体の戦力が落ちることにもなります。
 できればMR50以上を確保したいところです。それだけあると麻痺や石化に非常にかかりにくくなります。MR60以上ならほぼかかりません。エルフ以外のクラスはマジクロなどのMR装備を用意しておきましょう。+5マジクロなら+4COPと比べてもACで1しか劣らず、MRを20上げることができます。価格もベガで600k前後と手頃です。もちろんエルフでもMR装備はあった方が有利です。
 MR装備を要するモンスは主に第3グループに出てくるので、第3グループが始まる直前にMR装備に換えるのも一つの方法ですが、装備変更に手間取ると危険なので、最初から決めていった方が無難です。
※2004年5月25日のアップデートによってブラックエルダーの魔法攻撃が非常に強くなり、MR装備でも複数タゲを受けるとたえられません。2005年11月22日のエピソード4実装時にギランUBがリニューアルされ、その際にギランUBのブラックエルダーだけは弱体化されました。しかしグルーディン・ウェルダンではむしろ強化されてしまい、ブラックエルダーが出るパターンはクリアが難しいのが現状です。
※レッドナイトシールド(通称目盾)にはコカトリスの石化を防ぐ効果があります。MR50未満のナイトは、できればレッドナイトシールドを装備しましょう。ただしバジリスク・ゲイザーには効果がありません。

●武器を選ぼう!
 剣ならば刀やツルギ、あるいはダマ剣・カトラスなどを用意しましょう。もちろんFULLDAI(+6)で。ツルギはナイト専用で高価ですが対smallでは飛び抜けて強く、刀・カトラス・ダマ剣は全クラス装備できる上big系のモンスにも効果的でバランスの良い武器です。武器が破損するゴーレム系も出るので、刀・SLSなら破損しにくいb刀・bSLSにしましょう。
 アンデット系モンスの殲滅力を考慮するなら、レイピアやシャムシールよりもbig系に強いシルバーロングソード(SLS)の方がいいでしょう。ただしアンデットとそれ以外で武器の持ち替えをするなら、smallに強いレイピアなどの方が効果的です。
 グルーディン以上のUBに登場するボスはすべて武器損傷します。武器損傷すると攻撃力が落ちるので、損傷しないダマ剣やカトラス、あるいは損傷しにくいb武器の方がいいでしょう。b武器であればアンデットにも効果的です。(b武器はアンデットモンスに対して+1〜+4の追加ダメージがあると言われています。)
※2004年5月25日のアップデートでギランUBに登場する多くのボスが武器損傷するようになりました。同9月7日にはドレイク・フェニックスなども加わり、現在UBに登場する全てのボスが武器損傷します。対ボスには武器損傷を考慮する必要があります。
武器損傷を直すには砥石を使用します。オリハルコンも同様の効果があり、重量が砥石の約半分ですが、研ぎが成功する確率も半分ぐらいなので、砥石の方が確実で良いでしょう。
 乱戦が苦手でなかなかモンスを叩けないという人は、槍を持っていきましょう。エルブンスピアーなら片手持ちなのでACが変わらない上、アンデット系モンスにダメージボーナスも付きます。ただしエルブンスピアーは基本的なダメージが小さく、また破損しやすいので注意が必要です。
 ウェルダンUBでフェニを倒したいなら命中修正のある武器が有効です。以前はメイルブレイカーが有効でしたが、現在は対ボスでは損傷するため、使い勝手が悪くなっています。レベル46以上のナイトやダークエルフで、君主魔法のグローイングオーラの効果を得られているなら、+8ぐらいのダマ剣・刀・カトラス、もしくはダークエルフ専用武器でも十分に命中するので、そちらを選びましょう。
 弓装備の場合、君主やレベルの低いエルフはハンターボウ、ダークエルフならクロスボウ、レベルの高いエルフならロングボウを持ちましょう。矢はだいたい700本ぐらい消費します。競技時間の長いギランや、ワッフル使用時でも1000本ぐらいです。1200本以上あればまず大丈夫でしょう。
 ウェルダンUBでフェニを倒したいなら、ハンターボウ(攻撃成功+5)などが必須ですが、弓装備ではDEX型の高レベルエルフでなければ攻撃がほとんど当たりません。
 またダークエルフならデュアルブレード(双剣)かクロウ(爪)を使いましょう。ダークエルフ専用のエンチャントが有効に使えるため、ダークエルフの特性を最大限に生かせます。ブラインドデュアルブレード(BDB,攻撃成功+3,追加打撃+1)やブラインドクロウ(追加攻撃+3)がお勧めです。これらは損傷もしません。アンデット系の殲滅を考慮するならシルバーデュアルブレード(SDBかbSDB)が有効ですが、損傷するので注意も必要です。
※以前はブラインドデュアルブレードの攻撃力が飛び抜けていましたが、2004年5月25日のアップデート以降はブラインドクロウでも攻撃力が見劣りしなくなり、2006年4月現在では、ブラインドクロウの方が攻撃力では上です。これらのダークエルフ専用武器はしばしば仕様が変更されるので注意が必要です。

●エンチャント魔法を使いこなそう!
 エルフやWIZ・ダークエルフなどはエンチャント魔法が数多いので、それらを使いこなしましょう。
 またナイトや君主も、スペルスクロールや魔法のヘルムを使えば、それらのエンチャント魔法を使うことができます。
 エンチャントウェポンやブレスドアーマーなどを使えば戦闘が楽になります。スペルスクロールを使うと少々の出費にはなりますが、ACを良くすればPOT消費が抑えられ、攻撃力が上がれば敵の殲滅が速くなり、結果的にはお得です。UBに参加するなら用意しておいて損はありません。
 またフェニックスを倒したいなら、「カウンターマジック」(通称カンタマ)のスペルスクロールが必須と言っていいでしょう。1枚3k程度と、なかなか高価なものですが、フェニを倒したいなら用意しておきましょう。WIZやエルフはカンタマを唱えるための魔力の石を忘れずに持っていきましょう。
<ホーリーウェポン(H-W)とエンチャントウェポン(E-W)について>
H-W→E-Wの順にかけた場合に限りH-Wの命中率修正の恩恵を受けたまま、E-Wの攻撃力修正の恩恵を受けることができると言われています(ブレスウェポンがかけられるならこの方法は必要ありません)。逆は魔法自体が効きません。
またH-Wやブレスウェポンは弓装備であっても命中率が上昇すると言われています。対フェニ戦などで命中率を少しでも上げたい場合は有効活用しましょう。


●その他の準備
 ナイトはGPとBPを用意しましょう。またPOTの積載量を増やすなら、トロールベルトなどがあると便利です。
 WIZやエルフならば、MP回復用の青pや、魔法詠唱用の魔石なども忘れずに用意しましょう。
 エルフ専用であるワッフルは多少高価ですが、対ボスやモンスが多すぎる時にはあった方がいいでしょう。またエルフは精霊の玉も必要です。
 ダークエルフは、魔法詠唱用のダークストーンを用意しましょう。
 WIZや双剣使いのダークエルフは変身スクロールを用意しましょう。ナイトであってもスパルトイ・ライカンスロープ・サキュバス等に変身すると攻撃速度が上がります。

<入場するには>
●開場10分前に闘技場へ
 入場へのカウントダウンが始まるのが11分前か10分前ですので、それまでには闘技場前に集合し、カウントダウンに備えましょう。

●入場カウントダウン!
 入場は5分前から可能となります。この瞬間から競技が開始されるまでの5分間に入場ができます。入場は先着順です。
 最近では定員割れすることも多く、シビアな入場競争は行われないことがほとんどですが、イベント時などは参加希望者多数で、ほんの1秒以内が勝負となることがあります。この一瞬のためにきちんと準備をしなくてはなりません。
 シビアな入場の練習には、FLASHで入場のシーンを再現した<入場練習機>をご利用ください。

●最大入場者数
 最大入場者数はそのときによって違います。グルーディンで19〜21人。ウェルダンで20〜24人、ギランで20〜22人のようです。COI(姿を隠せるマント)を着ていたり、キャラが重なっている場合があるので、実際に見えている人数で満員になりそうかどうか判断するのは難しいでしょう。
※正確な仕様は不明ですが、定員に満たない場合には退場からの再入場が可能です。ただし一旦定員に達した場合には、たとえ人数が減っても再入場はできません。

<入場後は>
●パーティー戦で戦いやすく♪
 PTに入ることでWIZさんが回復魔法をかけてくれたり、火エルフさんがファイアーブレス(PT全員の攻撃力強化)をかけてくれたり、死にそうな時に誰かが助けてくれたりと、相互協力できます。また君主にはPT全員に効くエンチャント魔法もあります。PTを組めば経験値も多少ボーナスがつきます(*)
 よく君主がPTリーダーとなってPT員を募集していますので、積極的にPTに入ってみましょう。
ランキング入りを目指してガシガシ狩りたい人は単独でいきましょう。PTだと経験値が分配されてしまいます。
<PTリーダーの方へ>
競技中にRESTARTやQUITするとPTが解散してしまいます。帰還した場合も、PT員がまだ戦っている可能性があるので、PTを解散する時には注意しましょう。ただしUB会場内で死亡した場合に限り、RESTARTしてもPTからの脱退や解散はされません。死亡後にRESTARTして観戦に戻る事も可能です。
※これは仕様が変更されたものです。この仕様変更により、UB会場内で死亡した場合に限り、RESTARTしてもパールシルバーキー・ゴールデンキーを落とさないようになっているようです。
<風エルフ&火エルフの方へ>
風のエンチャント魔法は、それ以前にかかっている火のエンチャント魔法を打ち消してしまいます。逆もまた然りです。PT全員にかかるようなそれらのエンチャント魔法をかける場合には、一声かけておきましょう。また自分がPTリーダーになる場合には「風かけます」など一言言ってからPTメンバーを募集しましょう。

●POT泥棒などに注意!
 入場してから競技開始までは5分ほどあります。待っている間に自然回復を促すため、POTを床に置くことがよくあります。が、ときどき、これを狙ったPOT泥棒が出没することがあります。床に置いてあるPOTを奪い去っていくのです。
 対処法は、とにかくPOTを床におかないことです。が、WIZやエルフの場合はMPの回復が必要ですし、ナイトも自力エンチャントする人にとってはMPの自然回復は大切ですので、そうも言っていられません。競技開始を待っている間にも周りに気を配るようにしましょう。
 他にも、競技中に無差別にキャンセレーション(キャンセ)やサイレンスをかけるような愉快犯が出ることもあります。UB会場のほとんどはCombat zoneですので、nonPvPサーバーでも報復はできますが、逆にキャンセなどもやりたい放題でもあります。
 これらの行為を行う人の名前はいくつか知られているので、彼らがいないかよく見ておきましょう。また競技開始前・入場前にも十分に注意しましょう。
(*)TI,SKTのUB会場はSafety zoneです。

●ドレイクに注意!
 グルーディンとウェルダンのUBでは、入場してから競技が始まるまでの間にドレイクが出現する事がよくあります。これらのドレイクは会場外から壁をすり抜けて飛んできます。入場してから席を立つこともあると思いますが、その場合にはなるべく人の多い中央付近にキャラクターを置いておきましょう。
※2005年3月22日のアップデートで、ドレイクが壁をすり抜けることが出来なくなったため、この現象はなくなりました。

●さぁ変身だ!
 変身すると様々な効果が得られます。
 WIZなら魔法の速いブラックエルダー変身(セマ変身も性能は同じ)や、足の速いドワーフ変身。またサキュバス変身もよく見られます。
 双剣を使うダークエルフやナイトなら、攻撃の速いライカンスロープやサキュバス、スパルトイ、アサシン変身などが人気です。
 エルフなどが弓を使う場合はバンディットやダークエルフレンジャーがあります。
 各変身にはそれぞれ細かな特徴があります。「クラス別傾向と対策」でも触れていますので参考にして下さい。
 なお変身スクロールの効果時間は、アライメントがMAXなら30分、メイプルワンドでは2時間です。
(*)メイプルワンドは基本的にランダムに変身します。好きなモンスに変身するには、変身コントロールリングが別に必要です。

<競技中の心得>
●無闇なFAはENDのもと
 果敢に突っ込む姿は清々しく、また見ている観客も熱くなれます。でもBOXされてPOTを消耗し、すぐ帰還したのでは逆効果です。みんなが最後まで生き残ればそれだけ戦いも楽になります。グルーディンやウェルダンでは、たいてい引き役(タゲを取って多数のモンスをつれ歩く人。主にWIZが担当)がいるので、彼らとも協力しましょう。
 レベルが低く、装備にも自信のない人は、他の人がFAを取ったモンスを助太刀する形で叩きましょう。自分がタゲを受けないだけでも随分違います。もちろん相手にとっても好都合です。この場合、自分はあまりPOTを消費しないで済むので、その代わりに配布POTはあまり拾わず、よりPOTを消費する人のために残しておきましょう。
 そして十分に装備が揃ったら、自分から積極的にFAを取るようにしましょう。みんながPOT消費を抑えるような戦い方をしていたら、結局全体の戦力が下がってしまいます。自分の装備やレベルに合わせ、最大限の力を発揮できるようにお互いが頑張りましょう。
1匹のモンスを複数のPCで叩く場合は2人までにしましょう。戦力が無駄になります。攻撃するモンスを選ぶときは、すでに2人が攻撃しているモンスには行かず、別のモンスを攻撃するようにしましょう。特にモンスが多量に出ている場合は1人1匹を攻撃するようにしないと全体の殲滅力が落ち、モンスが溜まるばかりになってしまいます。

●端っこは危険地域
 中央は周りがモンスだらけ、その点、端にいれば安全のような気もしますが、むしろ逆です。端は人も少なく、出現したモンスのタゲが一気に自分に集まり、また手助けしてくれる人もいない可能性があります。あまり端には行かないようにしましょう。
 モンスが湧きすぎて引いているときには、やはり端を通らねばならないことも多々あります。そういうときは、広い会場を存分に使いましょう。
※2004年5月25日のアップデートでのモンスAI強化で、いわゆるハメ技が使えなくなりました。端に籠もろうとしてもモンスに囲まれるだけですので注意しましょう。

●配布でPOT補給
 UBではグループの終わりにPOTやアデナが配布されます。このPOTやアデナを拾うことでUBでの赤字を防ぐと同時に、戦闘で減ったPOTを補給することができます。グルーディンまでのUBでは赤・オレ・白pが、ウェルダン・ギランではオレpと白pが配布されます。
 これらのPOT等は、配布と同時にみなが一斉に拾います。もたもたしていると1つも拾えないこともあり得ます。素早く、確実に、必要なぶんを拾い、そしてなるべく早く戦闘に復帰しましょう。
※配布POTのアデナ価値としては白p>オレp>赤pとなっています。一方でそのHP回復量はだいたいオレp>白p>赤pです。これはどのUBのどの配布でもほぼ同じですので、そのように調整されているようです。従ってオレpや白pを優先した方が良いのは確かなのですが、そのぶん競争率が激しく拾えないことも多いし、実際のHPの回復量という面からはそんなに差がないので、赤pを拾うのも有効です。
<例:グルーディンUBの2R配布POTの場合>
  赤p20個 = 800アデナ・回復量約320
  オレp10個 = 2000アデナ・回復量約470
  白p 5個 = 3000アデナ・回復量約380


●「所持品が重過ぎて戦闘できません」
 POTの拾いすぎで戦闘不能に……なんてことがたまにあるので注意しましょう。POTは他人の分も残しておいた方が、より多くの人が最後まで生き延びることができ、全体的には戦いを有利に(POT消費も少なく)、また最終的にはより多くの経験値とアイテムを手に入れられます。
※オーガベルト、トロールベルトなどの所持重量を増やせるアイテム装備している場合、その装備が外れると(たとえばボスBOX時にガースト変身した場合)一気に重くなって上記のような状態になります。またPE-STRなどが切れても同様です。注意しましょう。

●やっぱり怖い麻痺・石化
 要注意なのはゲイザーの麻痺です。ゲイザーの麻痺は麻痺中もダメージを受けます。固まるまでに時間がかかるので、「h」を出して助けてもらうか、固まる前に帰還しましょう。
 バジリスクやコカトリスによる石化は、ゲイザーと違い、瞬時に石になります。また石化中はダメージを受けないので意外と安全です。ホンケロ4タゲ来ようがサキュ6タゲ来ようがへっちゃらです。
 ただし石化中に完全BOXされることもあるので、その場合はPOTと帰還スクを連打して石化回復と同時に帰還しましょう。
 これらの麻痺・石化はMRが55以上あると見違えてかかりにくくなります。
<ウィザードの方へ(重要)
コカトリス・バジリスクによる石化中はダメージを受けません。ナイトなどが石化していても放っておきましょう。キャンセレをかけると全てのエンチャントが解けてしまいます。逆にゲイザーの麻痺は麻痺中もダメージを受けます。リムーブカーズで解くことができるので、ゲイザーに麻痺させられた人がいたらリムーブカーズしてあげましょう。
(*)SKT,TIを除くUB会場はCOMBAT ZONEなので非クラン員、非PT員にもキャンセレーションをかけることができます。

●BOXに注意!
 BOXされるとPOTを多量に消費して、帰還、最悪死亡の可能性が高くなります。2004年5月25日のAI強化によって、BOXされる可能性も高くなりました。十分に注意し、BOXされそうなら一旦逃げるなどの判断を早めにしましょう。
※UBのモンスは一度に何匹も出現します。仲間意識のあるモンスの場合、最初に攻撃したPCに対して一斉にそのモンスが集まってきます。これはかなり危険ですので注意しましょう。仲間意識があって危険なモンスには、エルダー・バーニングアーチャー・バーニングウォーリアー・イエティ・サラマンダー・アシタジオ・サイクロプスなどがいます。他にもSP骨・オーク系・ボムフラワー・アイスマン・ゴーストなどに仲間意識があります。

・もしもBOXされたら
 オレpや白pを使って堪えるしかありません。誰かが助けに来るのを待ちましょう。間に合わなければ帰還もやむを得ません。
 基本的にはBOXされないようにするのがコツです。どのモンスを同時に何匹ぐらいなら相手にできるのか、どのモンスに仲間意識があってBOXされ易いか、自分の実力とモンスの特性を把握しておきましょう。
 処理できないモンスが迫ってきたら、完全にBOXされる前に一旦逃げましょう。
※以前はモンスのタゲを外したり、端に籠もるなどの方法が使えましたが、モンスのAI強化によってそれらの技が使えなくなりました。多量のモンスにタゲられた場合はうまく引くしかありません。
 BOXされている人がいたら、できるだけ助けましょう。モンスのタゲはBOXされている人に集まっているので、助ける方はそう危険ではありません。ただし、追いつめられていた人が死んだり帰還すると、タゲが一気に自分に集まることもあるので、注意は怠らないようにしましょう。

●厄介なモンスから倒すべし!
 ブラックエルダー・ダークエルフ・サキュバスなど、遠距離攻撃や魔法攻撃をしてくる厄介なモンスを先に倒してしまいましょう。足の速いクモやブルート・スケルトンファイターも先に倒します。そうすれば残りは各個撃破できます。
 逆にゴーレムやオーガのように足が遅く硬いモンスは後回しで、ひとまず引き役の人に任せてしまいましょう。

●範囲魔法に注意
 ダークエルフのトルネードが強化され一撃で200ダメージ近くHPを削られることもあります。さらにダークエルフ数匹が近くにいると、続けて範囲魔法をくらって、わずか1秒で一気に300〜400近くのダメージをくらうこともあります。プリ・ダークエルフ・WIZのようなHPの少ないキャラクターはあっというまに死ぬこともあるので、十分注意しましょう。(※MR100ならまず平気です。)
 ダークエルフを攻撃する際には、なるべく複数の魔法範囲には入らないような位置どりをするなどの工夫が必要です。
 なおブラックエルダーは遠距離範囲魔法攻撃で、しかも攻撃がものすごく早いため、例外的な強さを誇っています。こちらも十分な注意が必要です。

●弓系の役目
 エルフなどの弓装備の人は、会場内の中央辺りに陣取り、WIZが引いているモンスを撃ったり、BOXされている人を助けたりしましょう。基本的にはあまり動かないようにして、できるだけ多くの矢を撃てるようにするのがコツです。

●引き役の役目と注意点
 引き役の人は、殲滅に時間がかかるモンスを引くようにします。引き役にとって天敵である、足の速いモンスや遠距離攻撃モンスには手を出さないようにしましょう。
 また、自分で処理できない量のモンスを引くと、結局自分がENDしたり、うまく引けなくなったりするので、自分に引けるモンスの量を見極めましょう。
※引き役のWIZがモンス殲滅の主体となるスタイルもあります。それについては「ウェルダン完全攻略」に載っています。
※2004年5月25日のアップデート以前は、引きすぎるとモンスのタゲが外れてしまいましたが、モンスのAI強化によって、会場内をどれだけ走り回っても引いているモンスのタゲが外れなくなり、引き役は安心して多量のモンスを引くことができるようになりました。特に3Rの後半などは存分に引き役の力を発揮しましょう。

・引き役は縁の下の力持ち
 苦しい時こそ引き役の出番です。フローズンクラウドなどで、固い敵や強い敵を引っ張ったり、BOXしている敵を引き剥がしてあげましょう。
 そして最重要。ウェルダンのフェニのようなボスを倒すには、孤立させて総力でBOXするしかありません。引き役は他のモンスを多量に引き受けてボスから引き離してやりましょう。他のPCがみんなでBOXできます。
 観戦している人は、引き役の働きにも注目すると、また違った見方ができて面白いと思います。

・引き役さんにplz!?
 最後あたりでは、残っている敵をみなが一斉に倒しにかかります。なるべく小さく回りましょう。引いている人が大きく歩き回ると、それに合わせてモンスも移動し、追いかけながら攻撃するナイトは、1回攻撃して1歩歩いてを繰り返すことになり、とても非効率的です。倒すのにも時間がかかります。なるべくモンスを一箇所から動かさないように、小さく小さく回ったり、モンスの速度に合わせて歩くとうまくいきます。
 グルーディンやウェルダンのように、モンスやボス、そしてアイテムが出現しきってからの時間が少ないUBでは、全ての敵を殲滅して完勝できるかどうかは引き役の気配りにもかかっています。

<ボス戦>
●ボスの出現に注意
 グルーディンやウェルダンでは、他のモンスターが全て出た直後にボスが出現します。つまり多量のモンスとまだ戦っているところに、いきなりボスが登場することになります。他のモンスから逃げようと思っていたら、すぐ目の前にボスが……ということもあり得るので注意しましょう。
 ギランの場合は、全てのモンスが出てから約4分後にボス戦が始まります。たいていはそれまでに雑魚モンスを片づけることができるので、そこで一旦休憩して、準備を整えてからボスに望むことができます。(たまにボス戦までにモンスを処理しきれないこともあります。)

●ボスBOX中に死にそうになったら?
 FAを取り、そのあとも叩き続けていると、往々にしてボスの攻撃が自分に集中します。当然POTも消費してしまうし、場合によってはかなり危険な状態にも陥ります。ボスにタゲられ、HPバーが真っ白になった!回復が間に合わない!そんなときには思わずBOXから離れて逃げ出したくなるものです。
 でもタゲられた人がその場を離れると、ボスはその人を追ってBOXを飛び出し、BOXが崩れてしまいます。一度崩れたBOXを取り戻すのはなかなか大変なことです。それまでBOXしていた人たちの苦労と消費したPOTも無駄になってしまいます。
 もし死んでも、BOXが維持されていればドロップはきますので、もしボスのBOXが完成しているときにタゲをうけて危険になったら、なるべく逃げ出さずに、そのまま死ぬか、あるいは帰還するようにしましょう。
 もちろん一人でボスを叩いているときや、ボスのタゲを受けていないのであれば、一旦離れても他の人に迷惑はかかりません。
 どうしても帰還したくない場合は、ボスへの攻撃をやめましょう。しばらくするとボスのタゲは他の人に移るので、それからBOXを離れるなり、再び攻撃を始めるなりしましょう。

●ドロップがあるのは4セル以内
 ドロップを受け取れるエリアは以下のようになります。中央にボスがいる場合、ドロップが来るのは薄緑色の範囲にいる人だけです。この範囲にキャラクターがいなかった場合、ドロップは床に落ちます。ただし、この範囲内のキャラクターに均等にドロップが来るわけではないようで、一説によれば、遠い人ほどドロップをもらえる可能性は低いとも言われています。

 ボスに近付けばそれだけ危険になりますが、ドロップが欲しい場合はボスに近付きましょう。
エルフやWIZの場合は遠距離攻撃ができるため近寄るのを忘れがちです。画面の上下左右方向は範囲が狭く、このドロップ範囲外からでも一部の短射程のWIZ魔法が当たってしまうなど、つい勘違いしがちです。注意しましょう。

●ドロップ報告をしよう
 グルーディン・ウェルダン・ギランのUBではボスからドロップがあります。これを目当てに参加している人も多いでしょう。また見ている観客も、「今回はなにかいい物が出たかな?」と気になります。
 またボスが複数出た場合、どのボスにアイテムが入っていたのか、目の前のボスは当たりだったのか外れだったのか、みんな気になります。BOXに参加していた人もそうですし、他の競技者や観戦している人達も気になっています。ボスのBOXに参加したら、できればドロップ報告をしましょう。レアが出たときだけでも構いませんが、他にも、

 n  …… 何もドロップが無かった
 ごみ …… 消耗品などだけで特に良い物はなかった

 という風に白チャ(通常チャット)で言えば十分です。
 この辺りは通常の(UB以外で登場する)ボスと同じです。

<その他>
●回復しませんか?
 会場前で管理人に参加要項を尋ねると、「自然回復なし」とあります。また多くのサイトでもそう書いてあります。が、実際には自然回復はあります。ナイトなどはPOT満載で出場するので関係ないかもしれませんが、ウィザードやエルフの場合はMPが自然回復するかどうかは大きいでしょう。もちろん青pを飲めばMP回復効果もあります。

●テレポート可?
 参加要項には「テレポート可」と書いてありますが、競技場内ではランダムテレポートはできません。帰還スクロールは使えます。たとえばBOXされたときにランテレで一旦離脱する、なんてことはできません。

●最後に……
 参加するばかりでなく、観戦することで勉強しましょう。たとえばBOXされたときの対応の仕方を見たり、モンスごとの特徴や出現パターンなどを学ぶことができると思います。
 アルティメットバトルは、リネージュの楽しみのひとつです。参加するもよし、観戦するもよし。思い切って挑戦してみてもいいし、ちょっと暇になったときに観客席に座ってみるのも楽しいと思います。みんなでUBに足を運びましょう。


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